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ブログ - 禅と茶道 2茶道の成り立ちと茶禅一味(5)   緝熙庵内田慧純老禅子

禅と茶道 2茶道の成り立ちと茶禅一味(5)   緝熙庵内田慧純老禅子

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
八王子支部 2020/4/28 14:46
(3)利休と茶道の成立②
 利休の指す仏法とは、そのまま禅を意味しているわけですが、小座敷の茶の湯つまり侘び茶は、第一に仏法を以て修行することと同一であり、茶によって人間形成をするのだという、侘び茶の本質を宣言しているのです。そして続く言葉で、その具体的な生活の相(すがた)を明らかに展開してみせたのです。
 つまり、茶の湯は、仏道修行そのものであって、家はもらない程度の住まいでよし、食事は飢えないならそれで十分であると、物質に対する欲望から離れ、知足安分の簡素な生活の理想を語り尽くしているのです。茶の湯は、仏法即ち禅による人間形成の道であると、今まで以上に明確に規定したのであって、禅的な生活規範を、茶道の規範とすることが述べられているのです。いいかえますと、禅の心とはたらきを、茶の湯の形を通して、日常生活のありようにひろげているわけです。禅の道を究めた利休によってはじめて、力強くこのような茶禅一味の主張がなされたのです。
 後に述べますが、禅の行は禅堂のなかだけにあるのではなく、生活のあらゆる場にあるのですが、それとまったく同じ意味で、茶の修行は草庵茶室のなかに止まらす、生活全般にわたってその体系をなすべきものという示唆が与えられているのです。
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