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ブログ - 禅と茶道 1現代と茶道 利休に帰れ(7) 緝熙庵内田慧純老禅子

禅と茶道 1現代と茶道 利休に帰れ(7) 緝熙庵内田慧純老禅子

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
八王子支部 2020/3/3 19:52
(3)茶の湯の女性化②
 ところで、利休に帰れの提唱は、単なる復古の主張ではなく、利休の創造的精神にも学べということですから、現代にふさわしい革新への道を閉ざすはずのものではないでしょう。如何なる伝統文化であっても、時代の流れに従い、時の人びとの好みに導かれて変容していくのが自然ですが、それはあくまでも本質を見失わず、質の低下を許さないものでなければならないのは当然です。日本文化の粋として世界に誇るに足る本物の茶を、異国趣味に終わらせる事なく、正しく伝えるにはどうしたらよいか。もちろん四畳半の小間の茶を味わって頂くことが最良の方法には違いありませんが、これは少数の限られた人びとにしか許されません。そこで私の期待したいのは、現今の大寄せの茶会があまりに儀礼、社交の面に片寄り過ぎている点を改めて、茶のもつ芸術性・精神性をもっと強調し、総合的にその調和をはかる茶会の試みであります。利休の創造的精神にならって、新しい現代の茶会が生まれることを望みたいのです。
 茶の世界における女性化は、そのよしあしを別にして、茶道界を支える大きい力になっているのです。今後、どのような推移をたどって、女性が茶の進展にかかわっていくか注目されるところなのです。茶道教授を職とする多数の女性がすでに育ち、また後に続く女性も少なくない現状でもありますから、女性の自覚的参加によって、女性化による問題を克服して、茶道文化の正しい発展に寄与していくことが望まれるわけです。
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