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ブログ - 余話 ~「喝」をされる世界~   鈴木翠珠

余話 ~「喝」をされる世界~   鈴木翠珠

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
八王子支部 2018/8/25 16:58
「喝っ!」
こんなことを言われた日には、「すわ、何事ぞ!?」と皆がなる。
 新漢語林(第二版)では、「喝」の字義の一つを以下のように挙げている。
「禅宗で、言語や文字で表現できないときや、あやまった考えをしかって反省させるときに発する声。『カツ』と読む」
 私達は普段いろいろな習慣・考えに従って生活するものだから、たとえ誤っていても気付かず、また見直すこともほとんどしない。のめり込んでのめり込んで、にっちもさっちもいかなくなった時、外部からの働きかけがあって、「あぁ、この考え方は間違っていたのだな」とたまに気が付く。そういった塩梅。
そんな時、「喝っ!」と言われてみよ。
  双方に阿吽の呼吸があれば、「喝っ!」の対象にされた本人はようよう気が付く。
その時、右のようなサイクルを辿るであろう。仰天⇒疑念⇒見直し⇒修正。
修正の仕方は数多あろうけれども、禅はいたってシンプル。漢字一字で大方上記のサイクルを辿る。
数息観をしていてもいくらでも「野狐禅」になりうる。そんな時、老師からいただく言葉は有難い。必ずしも「喝っ!」という言葉ではないが、気付かせてもらえる。禅は深山幽谷に一人っきりで籠って行うものではない(一時的には必要であろうけれども)。仲間とともに修行するのである。
平成三十年葉月
翠珠記ス
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