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ブログ - 鼻呼吸は良い。   鈴木翠珠

鼻呼吸は良い。   鈴木翠珠

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
八王子支部 2018/6/7 21:04
 はじめて禅の門を叩くと、坐禅の仕方についてのレクチャーがある。その中の一つに、呼吸の仕方も以下のように教示される。
「口も軽く結んで、鼻で自然の呼吸をします。よく深呼吸や腹式呼吸をするように説く人がありますが、そんな必要は毛頭ありません。ただ自然に深く大きくなったのなら、それはそれで又よろしいので、要するに意識的な呼吸をしないことです。あくまでも自然にしたがうのが、安楽の法門たるゆえんです。
❄「数息観のすすめ」(立田英山、人間禅教団、1995、p16)より引用
私はまま、眠り坐禅の常習犯でもある。どうしたら眠らずに、三昧の境地で坐禅ができるのか現在も探求中である。ある時はこのような仮説を立てた。深い坐禅ができないのは深い呼吸ができていないからだ!、と。とはいえ、深い呼吸とは何ぞや?私の頭の中で一論が帰結された。深い=いっぱい息を吸える・吐ける=口呼吸かな?そこで、口呼吸(吸う息)―口呼吸(吐く息)にLet’s try。前半は吸う息・吐く息が最初力んで音が漏れる、後半はすやすや…。何だかうまくいかない。禅はなるべく音を立てずに静かに迅速に動く。しかし、この坐禅では他の人への坐禅妨害ではないか?、いやいや慣れれば自然と「深い呼吸」とやらができて、坐禅妨害にならん筈…。この試行錯誤は2、3年前より始まり、つい最近まで続いた。
 そして、ある時、突然答えが出た。とある情報誌にその答えは載っていた。
「鼻呼吸には、口呼吸では得られないメリットがいくつもあります。
 まず、吸い込んだ空気をきれいにする『除塵作用』が挙げられます。私たちが吸っている空気の中には、小さなホコリや微生物、そして微生物の死骸など、いろいろなものが含まれています。
 しかし、鼻呼吸をすると、鼻粘膜によって有害な病原菌の約50~80%が除去されることがわかっています。
 さらに鼻呼吸では、鼻腔内を通る間に空気は適度な加湿と湿度調整がなされます。これによって気管の乾燥を防ぎ、ウイルスなどの繁殖を予防することができます。
 こうした鼻呼吸のメリットは、口呼吸ではすべて逆転します。口呼吸を続けていると、体にとって有害なものがそのまま気管や肺にまで入り込むうえ、必要な酸素を十分に吸収できません。
 機能から考えても、口はものを食べるための器官であって、呼吸をするためのものではありません。鼻という呼吸のための器官が人間に備わっているのですから、普段から鼻で呼吸するようにしましょう。」
❄新谷弘美(2018).「現代人の心身を健康へと導く正しい呼吸法」、すこやか、54、15-18.
 確かに無意識下の呼吸は鼻呼吸である。つまり、「鼻呼吸」を行うことで「自然な深呼吸」に近付いていくのであろう。深呼吸をしようとやたらと意識して行うと却って「深呼吸」から遠ざかる。故に、自然に自然に行っていくうちにいつの間にやら「深呼吸」になっていくのであろう。
 今後も鼻呼吸で「深呼吸」をLet’ tryである。合掌。
平成三十年水無月
翠珠 記ス
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